決算書分析の基本
決算書分析とは、企業が公開している財務データをもとに、その企業の経営状態・収益力・安定性を定量的に評価することです。就活・転職で志望企業を選ぶ際の強力な武器になります。
重要な財務指標5選
1. ROE(自己資本利益率)
計算式: 純利益 ÷ 自己資本 × 100ROEは「株主から預かったお金をどれだけ効率よく使って利益を生んだか」を示します。10%以上が優良企業の目安。日本企業の平均は約8%です。
2. ROA(総資産利益率)
計算式: 純利益 ÷ 総資産 × 100ROAは企業が持つすべての資産を使って、どれだけ利益を上げているかを示します。5%以上が一般的な優良基準です。
3. 営業利益率
計算式: 営業利益 ÷ 売上高 × 100本業の稼ぐ力を示す指標。IT・コンサル系は15〜30%、製造業は5〜10%が目安です。
4. D/Eレシオ(負債資本倍率)
計算式: 有利子負債 ÷ 自己資本1倍以下が安全圏。高いほど借金が多く、経営リスクが上がります。
5. 流動比率
計算式: 流動資産 ÷ 流動負債 × 100短期的な支払い能力を示します。150%以上が安心の目安。
実際の分析手順
- EDINETで有価証券報告書をダウンロード
- 売上・利益のトレンドを3〜5年分確認
- 同業他社と比較(業界平均と比べる)
- 中期経営計画と照らし合わせる
就活での活用法
志望動機に「御社のROEは業界平均の○%を上回る△%であり…」と具体的な数字を入れると、他の学生と差別化できます。決算説明会の動画もYouTubeで公開している企業が増えています。